12月9日、大阪での講演会が終わり次第、奈良に向かった。
大阪から奈良までは急行で1時間かからない。 私は京都よりも奈良の方が落ち着くタイプで、駅前の商店街や郊外の田畑を 含めて落ち着いた風情が好きだ。 青少年会館ユースで1泊。 さて、12月10日、晴れ。8時にはユースを出て、駅前で朝食。 旅行中はいつもよりも健康に気をつけないと。 昨日大分歩いたので、朝から足が痛くて困った。 我ながら軟弱。 でも、本日は東大寺・春日大社・興福寺と1日歩いて廻るのだ。 9時過ぎに早速東大寺戒壇院へ。 渋すぎる四天王。 お顔は割と四角張り男らしいが、体躯は筋骨隆々というわけでもない。 鎧は薄めで靴のデザインなども簡単な造形。 これが当時の仏像のセンスだったみたい。 超有名な広目天は渡辺謙似の渋い二枚目。 この表情を作れる当時の仏師達のセンスには脱帽である。 鑑賞五分、参拝五分くらいの気持ちで参観を終える。 一人でゆったりできた。 地図を見ながら大仏殿へ向かう。 途中で若い女性二人とすれ違うが、お二人で向かい合って中国語で歌いながら踊っていた。 文化の違いなの? 門の前まで来ると、もう人だかりが。 やはり中国語が聞こえる。日本人よりも多いような気がする。 入場料を払って入ると、やはり大仏殿前はもう人集り。 一際目立つのが、黄色い袈裟の集団で「トムヤンクン云々」と言っていたからベトナム人であろう。 流石に大仏様は太っ腹で撮影OK。 左翼的には天皇が人民を搾取して自分のために巨費を投じて大仏を作った・・ことになるのだけど、 いやいや当時の人たちのコンセンサスがあって巨大建造物を完成させたのですよ。 次は東大寺ミュージアム。 法華堂(三月堂)が修理中のため拝観停止。 不空羂索観音立像と日光・月光両菩薩像はミュージアムで拝観する。 大仏殿の方へ少し戻って、二月堂へ坂を登っていく。 空は時々曇りといったところ。 四月堂は無料だが、せっかくなのでお金を崩してもらい、それぞれの仏像にお賽銭を上げる。 弘法大師もおられた。 真言宗は当時の奈良仏教と良い関係だったと聞くがそのとおりなのであろう。 二月堂へ。 天気予報で雪がぱらつくかもとあったが、風がピューピューと吹き、真に寒い。 手水。20年くらい前、まだデジカメが普及していない頃、ここで写真を撮って もっと良いカメラが欲しいなぁと思ったことを思い出した。 二月堂から西へ市内が見渡せる。 少し奥に無料休憩所があって、お茶を戴き体を温める。
by dokuzenryu
| 2012-12-14 20:28
| Panasonic LX3
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