玉置山6

参拝して写真を撮って・・・忙しくしていたつもりが、三脚とカメラを担いで駐車場まで戻ってくると午後2時過ぎである。
3時間もお邪魔していたことになる。

腹がくっつきそうなくらい空腹だ。
急いで荷物を積んでエンジンをかける。
次に訪なうのはいつになるだろう。
再び美しいが危険な道を戻っていく。
いつしか運転に集中していた。

山中は位置が分かりづらい。
近道をしたはずが行き止まりに!再び逆戻り。
分岐点の竹筒に至る。
瀞峡に食堂があったはず・・・1分で到着するが、食堂はお休みだった。がっかり。
行きと全く同じ311号を戻っていく。
小雨がぱらぱらと・・・天気予報では明日が降水50%だったはず。
本日の予報が降水50%に変わっていたのを知ったのは後のことである。

漸く168号に出る。既に16時過ぎ。
北へ向かう。道の駅で停車。
レストランがあった♪
定食を注文。期待した半分くらいの量だが、とにかくこれで飢えを凌げた。
まだ雨は降ってこないが危険な空模様だ。
明日も休みだが雨が確実なので本日の帰宅を決意。

最後に熊野本宮を訪れる。
道の駅から5分ほど南だ。
空が暗くなりつつある。
制限時間ギリギリといったところ。
流石に趣のある神社だ。
団体客もいなくなる時間らしく、落ち着いて参拝を済ます。
急いで写真をパチリ。
しかし、後でPCにアップすると、ISO200設定のため、画像が不鮮明・・・設定変更を忘れていた。

後は雨に捕まる前に帰るだけだ。
周囲は急速に暗さを増していく。
168号を南下する。
再び小雨がぱらぱらと・・・バラバラバラ・・・本格的になってきた。
停車して、雨具を取り出す。
基本的に雨天走行を想定していないので、雨具は荷物の一番下にある。
パッキングを全て降ろして雨具を着込む。
手袋と靴はそのまま。この季節なら濡れても凍えることはない。

ここからが難航苦行だった。
普通車の後をゆっくりと付いていこう。
しかし、小雨がヘルメットのシールドにこびりつき視界を妨げる。
対向車のフラッシュが視界に。目の前は光のみ。
すぐに対向車は通り過ぎるが、今度真っ暗で1m先も見えない。
このまま走るのは自殺行為だ。とても一般車のペースには合わせられない。

後ろから車が来る度に先行させる。
街灯のない真っ暗な道を孤独に走る。
道路沿いの反射板が頼りだ。が、実は一つ先のコーナーの反射板だったので、目の前に逆方向のカーブが!
時速40km。対向車が来るとブレーキングで時速20kmに落として安全を確保する。
神経がおかしくなりそうである。

ここで新しいテクニックに開眼した。
視点を前方に定めずに左右に動かし続ける。すると、シールドの雨滴の付いた隙間から視界が確保できるのだ。
暗闇では目の端で見ると却ってよく見えると言うし、眠気防止にもなる。

海沿いの42号に入ったのは19時過ぎである。
熊野-尾鷲・尾鷲-海山の山間のワインディング。
中央車線の反射灯や道端の反射灯が整備されている分視界はよいが、今度は霧が出てきた。
道の前にモワンと霧の一団が出てくる。次々とクリア・・・ってゲームみたいだが、かなり危険な状況である。
時速60kmがせいぜいだ。
やっぱり一般車にもついて行けない。
どんどんと先に行かせる。
慣れた道なのが救いだ。

時々道の駅で休憩しては、相変わらず孤独な走行を続ける。
大台町辺りから道もほぼ真っ直ぐになってきたので観光用の大型バスの後ろに付いていく。
バスのテールランプの動きでカーブを推測するのだ。
しかし、結構速いな。
ときどき引き離されてテールランプが見えなくなる。
周囲に明かりがない状況は集中力が無くなるので却って危険だ。
頑張ってバスに追随する。時速70kmだ。

松阪に到着。市街地に入る。11時。
ラーメン屋で定食を。身体が冷えているので、汁まで全部飲んで暖める。
たっぷり30分は休憩して出発。

23号は片側2車線あり、ほぼ直線なので街灯がない場所でも安心。
疲労も出てくる頃なので、時速70kmで走行車線を安全走行。
翌1:30くらいに名古屋の自宅へ到着して、今回の旅は終わりを告げた。
by dokuzenryu | 2006-11-07 10:51


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