美しいものを見た!2



朝8時過ぎに起床。朝食を摂って早速宿を出発。
宿に泊まると準備が楽だ。
9時過ぎには既にバイクに乗っていた。
佐保路を走る。

まずは不退寺。真言律宗のお寺だ。
聖観世音菩薩立像が有名。
リボンを付けた身長190cmの観音様にご挨拶。
白塗りの塗装がかなり剥げかかっているが優美なお姿である。


次は海竜王寺。
今度は十一面観音菩薩立像。
きれいに金色に塗られた小柄な仏像だ。
身長90cmくらいか。
インテリな学者っぽい雰囲気だ。


すぐ裏手の法華寺へ。
こちらの十一面観音菩薩立像は国宝で光明皇后をモデルにしたとされている。
漆塗りで赤っぽく、像高100cmほど。
一言で言って女王様な雰囲気の仏像だ。

(上記三観音については2番目の海竜王寺リンク↑中程に写真が載っています。)

さて、次は平城宮跡を訪れた。
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1km平方ほどの土地が平地になっていて、発掘及び復元中。
歩き回っていたら恐ろしく疲れてしまった。
犬の散歩には最高の場所だろう。

東院庭園。
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ボランティアの女性に案内していただいた。
建物の再現するときに、庇から落ちる雨水を流す溝の位置から
屋根のサイズを割り出した話とか、池の岩は発掘された実物である、など
興味深い話を伺った。
でも生憎私は池に魚がいるかとか、復元の費用はどれくらいとか
ピントのずれた質問ばかりしてボランティアさんを困らせてました。
(亀を放流する人がいて棲み着いてしまったそうです。
池は分からないが復元中の太極殿に年間数十億の予算が出されているそうな。)
いろいろありがとーございました!

朱雀門
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秋篠寺。
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庭園の苔が美しい。
1.
2.

技芸天像を見た。
想像を超えた美しさ。
2m以上の大きな像で台座も地面より高いので下から見上げる形になる。
雑誌の写真などでは顔のアップが多いが、下から全身を見上げると
バランスの良さが際立つ。
横から見ても前から見ても完璧な立像。
まさに美の化身といえる。
10分くらい、一人で前に行ったり横に行ったりしながら見つめていた。
台座に一個100円のお守りがあったので、頂戴したことは言うまでもない。

奈良駅に戻る。
近鉄奈良駅南の羅漢というコーヒー専門店に入る。
カウンター10席ほどの小さなお店で、チェーン店のような店構え。
ブレンド250円・・・だが。味は◎だ。
なんでこの値段で・・・?と言いたくなるくらい。
いつも思うが、奈良市の喫茶店の珈琲のレベルは物凄く高い。
引っ越ししたくなってしまう。
商店街が繁盛する街のあり方が、喫茶店の個人経営を可能にしているのだろう。

15:40。もう少し時間があるので、再び興福寺へ。

暗くならないうちに、五重塔をパチリ。
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鹿
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東金堂で薬師如来を中心とする多くの仏様にご挨拶。
次は国宝館へ。
興福寺の宝物殿には有名な阿修羅像始め、釈迦十大弟子の国宝像などが目白押し。
私のお気に入りは千手観音像。圧倒する大きさ、荘厳さ。
そして、館内を回るうちに、ふと出会った仏像。
吉祥天倚像。
私は毎年山と渓谷社発行の仏像カレンダーを愛用しているが、
今年の一月を飾る吉祥天様だった。
この仏像の表情の深さには正直畏れを感じていて、普段はカレンダーを裏返している。
(カレンダーは機能しないが、そのような些事にはこだわるべきではない。)
その吉祥天に最後にお会いして、今回の旅行は導かれてのものだったように感じた。
少なくとも主観することは許される・・・かな。

17時前にバイクに跨り、家路を辿った。
名古屋のアパートには21時過ぎに到着。
季節外れの平日のため、観光客は少なく、ほとんどのお寺で一人で落ち着いて
仏像に対面することが出来た。
片道4時間程度なのだから、これからは奈良をしばしば訪れるようにしよう。
by dokuzenryu | 2007-01-29 00:16 | ツーリング


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