曽根高原 2.さよならA640

丸木で整えられた山道を若者二人が下りてきた。
もてない男がつるんでやがるな・・私は思った。
だが、あちらも、根の暗そうな中年男が薄暮れの中を現われた・・と思ったはず。
お互い賢明にも思ったことを口に出さずにお別れ。

よく整備されて、大変に歩きやすい。
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高原からは山・・というより丘程度の高さしかないが、折角だから登ることにする。
北から登って、尾根を東へ向かい、写真のモヒカン頭のところまで行った。
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日没。婆ちゃんは時間を1時間間違えていたのだと思う。
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黒い筋が道だ。ひょうたん型の左の道から右の空き地へ歩き、ここまで登った。
まだ途中。
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到着。もう陽も沈み、刻一刻暗くなってくる。
風は冷たい。
17時。
ジャンパを脱いで、しばらく汗を乾かす。
東には満月。
今回も満月期に活動していた。
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北側。後で調べると、こちらは有名な赤目四十八滝渓谷らしい。
尾根を境にススキでなく森になる。
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ここまでの撮影はGX100+ワイドコンバージョンレンズ。
先日、名古屋は大須の商店街をブラブラしていて、中古PCショップで
ワイドコンバージョンレンズ+アダプターを見つけた。
新品で2万円ほどだが、塗装に傷ありのため9千円。
思わぬ拾い物だ。
正直、これだけの広角はまだ使いこなせない。
今回も、ただ広く写し取っただけ・・だ。
精進しないと。

ここからは夜景をスナップするだけだから、CANON A640に装備変更。
杖代りの一脚の頭に磁石でA640を装備。
満月とはいえ明かりのない山道だ。
気をつけないと・・慎重に尾根を下っていく。
突風が吹いた。

コロコロコロコロ・・・・

カメラが飛んでいった。
斜面を、ススキの中を・・
斜面を降りてヘッドライトを頼りに探すも、この急角度の斜面では
どこまで転げ落ちたか見当もつかず、暗闇の中私まで転がり落ちかねず。
諦めた。

CANON A640・・・一眼レフのサブ用に初めて買った1000万画素の
バリアングル液晶モニタータイプコンパクトデジタルカメラ。
去年の秋にも富士の撮影で大活躍してくれた。
素晴らしい写り、考え抜かれた操作性、そして洗練されたスタイル。
ありがとう、君の勇姿を我々はいつまでも忘れない。

すっかり暗くなった高原から駐車場に戻ったのが18時。
さて、帰り道は、北上して伊賀上野からR25か元の道を戻るか・・
ずばり!男なら元の道でしょう。

満月を共にR368を東へ。
途中霜が下りてきてヘルメットのバイザーの曇りが取れず、跳ね上げる。
まだ12月も上旬だから我慢できるぞ。
でも今後対策も考えたほうがいいな。

暫くして超タイトなワインディング。
バイクのヘッドランプ以外光源がないので、目先だけ暗闇に道が木々が浮かび上がる。
ときどき距離感を喪失して突っ込みそうになる。
(実際には安全のため、低速で運転しています。)
今回のように疲れていないときに難しい道を通るのは、
いざというときのための良いトレーニングだ。

難関を越え、やがて松阪へ。
途中、走行中にキーが抜けて、ワイヤーにぶら下がっているのに気づく。
普通キーってON状態では抜けないはずだが・・
何はともあれキーが落ちる前に気付いて良かった。
暫く市内で渋滞だが、夜のR23は空いている。
学生の頃は、大型トラックばかりのR23を非常に危険に感じたものだが、
慣れた今では快適だ。
22時にはアパートへ戻り、一人無事の祝杯を挙げたのでした。
by dokuzenryu | 2008-12-17 20:16 | ツーリング


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