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6.ただいま迷走中・・・高野龍神

早朝7時に目が覚める。
夜中に目が覚めて1~2時間眠れなかったがいつものことだ。
早速テントから出て歯を磨く。
キャンプ場の水道は元栓が閉められていて使えない。
ペットボトルの水で口を濯ぐ。
バイクのバッグは霜で真っ白。シートは氷が張っている。
携帯箒で霜を払う。
テントは雨に降られたようにベトベトだ。
雑巾で拭きながら折り畳む。
8:20に撤収完了。
高野山の町中へ走り出す。

おそらく町内で唯一の雑貨屋で朝食を買い込む。
店内は高校生が多い。
地元の高校生が昼ご飯を買うのに利用しているようだ。
店の外にテーブルが置いてあるので座って朝食。
天気も良く、まだ9時前である。

折角だから以前に訪れた根本大塔に参拝しよう。
大きな駐車場にバイクを止めて、塔への参道(というのか?)を歩く。
紅葉が満開だ。
早速パチリ。でも、なんだかファインダーから覗く紅葉がくすんでいる。
なんと、寒さでレンズが曇ってしまっている。
保護用のレンズフィルタをメガネの汚れ拭きで拭う・・・ダメ。
フィルタを外してレンズ表側本体を・・・ダメ。
これはもう禁断?の裏側を・・・ようやく直った。

なんかお約束と言えるくらい満開だ。
おそらくこの参道は秋の紅葉をかなりの程度意識して植生をコントロールしている。
流石だ。

紅葉も真紅・オレンジ・黄色と種類もそれぞれあり目を楽しませてくれる。
この時間に団体客はいないが、パラパラと観光客が見受けられる。

以前瞑想修行に励んだ根本大塔に着く。いつ見ても大きい。
広角レンズを持ってこなかったので、全体が画面に収まりきらない。
内部に入って大日如来とご対面。
「あれから毎日勤行してますよ。」と普段の報告を。
”その調子じゃ♪”・・・とは言ってくれないものの、如来は静かに私を見下ろしていた。

本当は参拝は予定外だったので、早めに切り上げる。
高野山を出たのが9:40。
高野・龍神スカイラインへ向かう。
実はこの道を以前から走りたかったのだが、ようやく念願が叶った。
最初は工事車が前方を塞いでいたが、すぐに自分だけになる。
良い景色を見るとストップしてカメラを取り出す。
車のエンジン音の聞こえない静けさの中に一人立つ。
どこまでも山並みが続く。紅葉真っ最中、ところどころ赤黄に彩られている。

暫くすると後続車が増え始めた。
どうやら大阪界隈を朝一番で出発した車がそろそろこの辺りに辿り着いたようだ。

やがて護摩段山に到着。最も高い山だ。
スカイラインのほぼ真ん中だ。
寒い。急速に風が冷たくなってくる。
どうも護摩段山を境に気候が変わるらしい。
景色は急速に冬の様相を呈し始める。
遠くに見える木々は白っぽく、はげ山になりかけ。
近くの山は緑一色。

道は下りになる。30分も走ると徐々に紅葉が増えてくる。
やがて道は日高川沿いになる。
この辺りから景色が再び美しくなってくる。
時間は昼過ぎ。南下中のため、紅葉が日の光で透けている。

道の駅龍神でストップ。お昼ご飯だ。
川沿いのテラスに座って定食を。
思わずゆっくりしてしまう。
14時過ぎに出発。

少し急ぐことにする。
371号から311号へ抜けるに当たって県道735号を介して371号へ戻り311号へ入るルートだ。
流石にこの界隈の県道は狭いなぁと思っていたら、道は民家の駐車場で行き止まりになってしまった。
少し手前で右折すべきだったようだ。
丁度、かの有名な安倍晴明さんを祭った小さなお社を見つけたのでお賽銭を入れてお参り。
「これ以上迷いませんように・・・」

右折すると、急に路面に落ち葉が増えてくる。というかほとんど落ち葉の絨毯だ。
舗装されているものの普段ほとんど整備されていない。
これで国道?標識もないし・・・
5kmくらい鬱蒼とした山の中を走る。
やっと標識が!
371号と書いてある。
よかった。正解だ。
頭上に高架が見える。
手持ちの地図が古いのだが、371号のバイパスを建設中なのか・・・
しばらくすると、山道が終わり、整備された快適な道に変わる。
突っ走ってすぐに311号へ。
311号は交通量が多い真っ直ぐな道だ。
ひたすら東へ走る。

本宮町に着く。
すでに16時。
本日はこの界隈で宿泊だ。
キャンプできそうな場所を物色。
いつも思うが、地図上のキャンプ場を一発で見つけることはまず無理だ。
しばらく走り回って、界隈で3カ所あるはずの一つを発見。
これで安心。とはいうものの、明日の天気は予報では元々雨だった。
道の駅・奥熊野古道ほんぐうで天気を確認。
やはり明日は雨だ。

奇しくも前回の熊野訪問時とよく似た状況だ。
前回は夜の雨天走行でしんどい思いをした。
今回は・・・宿泊である。
明日雨に降られても、昼ならば危険性は少ない。
地図に表記の宿坊瑞鳳殿へ電話する。
本日宿泊OKだ。
よかった。雨天のキャンプは大変だし・・・

電話で場所を確認して訪れると、熊野本宮の宿坊だった。
参拝を済ませて宿坊を訪れると、宿泊客は私ともう一人だけ。
一人で12畳ほどの部屋を占有する。
素泊まり3000円だ。
若い宮司さんが案内してくれた。
折角だから夕食の出来る場所を尋ねると、夜の早い町なので
コンビニで何か買い込んだ方がよいそうだ。
ふむふむ・・・ここから10分くらいの場所にあって18時まで営業と・・・
後30分だ。
急いでバイクに跨る。
真っ暗な道を走ってコンビニに到着。
そういえばこの界隈ってコンビニがないんだな。
あらためて気がついた。
おおかた売れ尽くした残り物・・・いや厳選されたメニューというべきか、
酒と弁当とサンドイッチと雑誌を買い込んでたら2500円になってしまった。
えらいリッチな夕食やなぁ・・・コンビニ弁当だけど。
宿に戻って、お風呂でくつろぐ。
そして高級なコンビニ弁当を・・・
すっかりできあがってしまった。
今日は布団でゆっくりお休みだ。

明日のトラブルも知らず、私は気楽な気分で熟睡したのであった。
by dokuzenryu | 2006-12-23 05:50 | ツーリング

5.キャンプ場は何処?

漸く車の流れが普通になる。
25号の場合は80~90km/hくらいだ。
いつものように走行車線を走る。
極端に遅い大型車が前方を塞ぐ場合だけ追い越しを掛ける。
17時少し前再び渋滞。もう天理市の近くまで来ている。
路肩を1kmも走ると針インター。25号を降りる。

道の駅で休憩。地図を確認。
ここからは369号を南下して吉野で370号・371号と西へ向かう予定。
369号は片側一車線の田舎じみた道だ。
民家や店舗が建ち並ぶが後ろは林・山。
暮れ始めの空に紅葉。時間があれば写真を撮りたい景色だ。
現地の小型車のペースで走る。

40kmほどで吉野に入る。民家もなくなり、文字通りの山中だ。
ぐるりぐるりと山中を回っていく。
三叉路に出くわす。製材所を右手にほとんどUターンして西へ向かう。
この道・・記憶がある。おそらく10年以上前、そのときは左折したはず。
道は完全に一車線になる。
地元の車が帰り道を急いでいるようだ。
後に続くと大変に走りやすい。

24号に入った。
やがて五條市・橋本市に至る。
もう真っ暗だ。標識もほとんど読めないから、とにかく国道らしき道をこれが正しいと信じて走り抜く。
意外に街が開けている。大型店舗や各種チェーン店がずらりと道沿いに並ぶ。
どこかで夕食を・・
店を物色しながら走る。

やがて高野口町に。
道沿いの紀ノ川を渡って370号へ向かう。
が、道が見つからない。
少し東へ走ったところで一旦ストップ。
ヘッドライトで地図を照らして現在地を確認。
確かにこの近くの筈だが・・・
地図が古いので渡った橋が別の新しい橋だったかも?
Uターンして西へ。

途中でコンビニを見つけ、水とおかずを購入。
おかずは明日の朝食用。
夕食はキャンプを張ってから24号沿いの店で食べよう。
既に18時半過ぎだ。
更に西へ・・・もう5kmは走った。480号に入りこむ。
完全に道を間違えている。
再度Uターン。

もしかして・・・5kmほど東へ戻って、車一台漸く通れる道を見つける。
標識なし。
念のためにその道に入って100mほど進む。

”370号工事中。危険なため、通行を控えてください。”

「???」

通行禁止ではない・・・つまり通行してはいけないわけではないということだ。
工事の時間でもないし、キャンプ場は370号沿いだ。
行くしかない。

すぐに落ち葉や小石が道に散乱した入り組んだ道になる。
真っ暗なので時速30kmほどで走る。
何よりもキャンプ場を見つけるのが大切。
しかし、行けども行けども見つからない。
1時間は走った。
まるで民家もないところにぽつんと公民館があり、椅子が置いてあるので一服。
霧も出てきて少々心細い。
相変わらずキャンプ場はない。
既に370号に入って20kmは軽く超えた。
やがて道が整備されてきた。どうやら高野山の町に近づいてきたようだ。

遂に高野山の奥の院に到着。
既に21時を回っている。
とにかく夕食を。が、夜の早い街だ。
食堂は閉じてしまっている。
しかも宿泊場所もまだ決まっていない。
風は冷たい。

奥の院の看板地図の前にバイクを止めて椅子に座り込む。
奥には数十万の墓石が・・・夜の憩いの場には程遠いけど、そこまで頭が回らない。
高野山の町中を抜けて480号から24号へ戻り、ホテルを探すか、
未舗装の林道に入り込み、別のキャンプ場を探すか・・・いやそれはあまりに危険だ。
途方に暮れて看板地図を眺めていると、なんと高野山内にキャンプ場が!
1年前に歩き回ったおかげで高野山の町中の大体の位置は分かっている。
何とかなりそうだ。
道路標識を見上げながら警察署、ユースを過ぎて公園方面へ。

遂にキャンプ場を発見。
バイクを乗り入れてテントを設営開始。
と、みるみるとテントの表面に霜が降りてくる。
そういえばここはスキー場にもなるらしい。
寒いはずだ。

既に22時を過ぎている。
携帯コンロで日本酒を温める。
マグカップに入れて飲んでいるうちに酒が温くなってくる。
やれやれだ。
しかし、コンビニでおかずを買っておいたのが救いだ。
一品ものだけど・・
しかし、箸を持ち忘れていた。
ポケットナイフをソーセージに突き刺して箸代わりに。
とにかく身体を冷やさないようにおにぎりをよく咀嚼して食べ終えると
時間は11時前になっていた。

私以外に誰もいないキャンプ場。
丘一つ向こうは霊園=墓地だ。
身体が冷えてくる。
こんな時は現実逃避に限る。
私は冬用の寝袋に蓑虫のように潜り込んだ。
by dokuzenryu | 2006-12-17 21:01 | ツーリング

熊野

熊野川

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神倉山参道

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神倉神社とゴトビキ岩。(ゴトビキ=カエルの意味です。)
言われてみると、カエルにしか見えませんね。

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熊野速玉大社

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by dokuzenryu | 2006-12-15 05:59 | ツーリング

高野・龍神スカイライン3

高野・龍神スカイラインから。山並みがどこまでも続く。

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紅葉

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スカイラインを降りて、道の駅龍神で昼食。軒下から川向かいの紅葉を見ながら昼食。

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by dokuzenryu | 2006-12-15 05:48 | ツーリング

高野山

高野山キャンプ場にて。大容量の搭載バッグが光る。
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寒かった・・・霜霜です。
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高野山参道
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紅葉
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根本大塔。大きすぎて上半分しか写りません。
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by dokuzenryu | 2006-12-15 05:34 | ツーリング

高野・龍神・本宮・新宮 1.進まないよ!

11月21・22・23日。
三連休になったので、今年最後の長距離ツーリングに出発した。
1週間前から天気予報では23日は雨だった。
これまでの数度のツーリングで懲りていた私は冬用・雨用の装備を整えていた。
その一つがツーリングバッグ。最大75㍑積載の大型バッグだ。

21日朝7時に起床して朝食。
大体の準備は1週間前に準備完了していたが、肝腎の昨日は酔っぱらって眠ってしまったので、装備の点検からだ。
出発は9時にしよう。

本日は高野山界隈のキャンプ場までだから距離も少ない。余裕だ。
冬用のシュラフを持って行く。
夏用とは段違いに大きい。
袋に詰めた状態でも畳んだテントの倍のサイズだ。
なんとかバッグに詰め込む。

新たに購入したパンク対策のタイヤチューブも忘れずに・・・
今回は食事は1~2食は自炊予定だ。
携帯コンロも持って行かなくっちゃ。
節約のためせっせとおにぎりを握る。
これは非常時には生死を分けるものになるから
ジャーの中のご飯は全部おにぎりにして持って行くことにする。
7個出来た。少なくとも1食分は食費が浮いたな・・
酒は現地調達・・は勿体ない。ペットボトルに日本酒を詰める。
水も大事だ。
でも現地調達しよう・・・なんか順序が違うな。でもまぁいいや。
てな感じで準備をして荷物を積み込む。

このバッグ。初めての使用だから固定方法とかも今一つ分からず。
全てを終えると11時過ぎ。ちょっと遅くなってしまった。
慌てて出発。

市内で2度ほど停車する。
バッグが背中へずれ込んできてどんどん姿勢が前のめりになってしまうのだ。
後ろ側から固定するハーネスを短くしてテールランプの真上までバッグを後ろへずらし込む。
これでなんとか・・・

市内を抜けるだけで1時間かかってしまう。
秋は日は強いが風は冷たかったりして、体温の管理が難しい。
今回冬用ジャンパを装備しているから凍えることはない。
実は今回夏用ジャンパをインナーにしている。
バイクの体温保全は風の侵入を防ぐのが第一であるから、ジャンパの重ね着は有効だ。
まだ余裕がありすぎるくらいで、冬用ジャンパの脇を大きく解放して風を取り入れる。
快適快適。

23号線を走り四日市を超える辺りで再度バッグがずれて背中を圧迫する。
ストップして様子を見るにオフロード車のシートは前傾しているため、カバンの中身も上の方から前にもたれ掛かっていて崩れ気味。しかも左右のバランスも崩れ気味だ。
まずいな・・・

津に入った辺りでホームセンターを見つける。
適当な長さの材木を1本購入。90cmほどに切ってもらう。
ゴムベルトと取り付け金具も購入。全部で1000円くらい。
材木をカバンの下に潜り込ませる。前の方にだ。
入ったところで左右の端部にゴムベルトを引っかけ固定する。
安定した。
背中がバッグの重みから解放される。
一安心だ。
ついでに中にあるスガキヤで遅めの昼食を。
ラーメンを吸い込みながらマップスで現在位置を確認。

ここで一大事が発覚。
今回は奈良ルートで高野山を目指すのだから、鈴鹿・亀山から25号を西に走らなければならないのに津まで来てしまった。
松阪と亀山を完全に混同していた!
我ながら何十年この道を走ってるんだか・・・
早速西進して県道ルートで亀山へ。
県道はわかりにくいから、これはもう標識任せ・運任せだ。
しかし三重県は偉かった。
迷うことなく一発で亀山の25号入り口へ。

25号は高速並みの快適な道である。が、いきなり渋滞だ。
どうやら1車線分工事中らしい。
バイクらしく路肩を走って渋滞を抜ける。
10kmは渋滞していた。
渋滞が解消して車線を走り始めたのは既に16時過ぎ。
大丈夫か?
by dokuzenryu | 2006-12-08 02:15